■ ID
| 1473 |
■ 種類
| 学会発表 |
■ タイトル
| 化学形態抽出を用いた地下水砒素汚染メカニズムの解析
|
■ 著者
| 石山高
埼玉県環境科学国際センター 八戸昭一
埼玉県環境科学国際センター 濱元栄起
埼玉県環境科学国際センター 白石英孝
埼玉県環境科学国際センター 細野繁雄
埼玉県環境科学国際センター
|
■ 出版元
| |
■ 出版年
| 2012 |
■ 誌名・巻・号・年
| 第46回日本水環境学会年会、平成24年3月14日 |
■ 抄録・要旨
| 埼玉県中西部には、自然由来と推察されている地下水砒素汚染が数多く存在する。本研究では、土壌中砒素の存在形態分析を適用し、地質からの砒素溶出メカニズムを解析した。砒素は土壌中鉄酸化物に吸着することが知られているため、土壌中鉄酸化物を選択的に抽出する鉄酸化物分別溶解法を存在形態分析法として採用した。
鉄酸化物分別溶出法で抽出された砒素と鉄濃度は良好な相関関係にあり、本調査地域の砒素汚染は土壌中鉄酸化物の還元による砒素溶出であることが判明した。土壌汚染対策法で規定されている溶出量試験、含有量試験の結果から、鉄還元型の砒素溶出メカニズムを導き出すことはできなかった。砒素汚染地下水は中性付近で、リン酸濃度も低いことから、鉄還元型以外のメカニズムで砒素が溶出している可能性は非常に低いと考えられた。
|
■ キーワード
| |
■ リンク先URL
| |